本学の山田耕路学長は、6月に開催される日本栄養・食糧学会で功労賞を受賞されることになりました。
学長は、複数の疾病を同時に予防できる「多機能性食品」開発の先駆者で、2011年に「多機能性食品の開発に関する研究」で、本学会の学会賞を受賞されています。
今回の受賞理由では、研究業績に加えて、学会理事、九州・沖縄支部長、全国大会開催などの学会への貢献が評価されています。
学長は、研究だけでなく、教育および社会貢献にも尽くされてきました。
教育面では、学生の個性尊重教育のエキスパートであり、九州大学時代は教育担当理事副学長として、学部および大学院学生の科学者教育だけでなく、リーダー教育の充実にも貢献されてきました。
社会貢献では、社会人教育にも注力され、食と栄養の専門家として栄養士の卒後教育に貢献してこられました。
また、企業や公的機関の研究開発だけでなく、経営指導も行われてきました。
これらの多彩な活動が、精華女子短期大学学長就任につながりました。
本学の教育の特徴の一つが個性尊重教育であり、学生たちの成長ぶりを目の当たりにされ、学長就任の決意につながりました。
大学での独創的人材育成の過程で幼児教育の重要性を痛感され、保育士教育が充実していることが本学での教育意欲を更に高めることになりました。
また、生活総合ビジネス専攻をはじめとして、学生に複数の資格を取得させることのできる方針が学長の教育方針と一致しました。
本学では、学長の助言を受けながら、社会で活躍できる人材の育成に邁進しています。
その成果は、幼児保育学科を卒業してさらに1年間の教育を受ける専攻科の学生たちの速やかな成長に反映されています。
本学の教職員は、自分の夢を実現したいと考えている高校生たちに、本学の教育の果実を分け与えたいと強く望んでいます。