いけばなの起源は供華(くげ:仏前に供える花、仏の空間を装飾する花)。今日、地域のいけばな文化を継承する若者の減少及び高齢化が顕著であり、現代の生活様式や生活空間の変化、若い女性の意識や生き方の変化がいけばな文化衰退の大きな要因となっています。果たして1400年続くいけばな文化、世界に誇れる我々民族の文化を次代へ繋げることができるのでしょうか。そこで、本年度「フィールドワークⅡ」では、仏教精神を教育基盤とする本学とも関り深い「いけばな・華道」振興に向けた活動に取り組んでいます。「九州の女」理事山本須賀子氏の協力を得て、これまで大学で得た知識やスキルを活かし、伝統文化「いけばな・華道」振興に向けた5つのアクティブラーニングを行っています。今回はそのうちの1つの活動を紹介します。
「いけばな体験&唾液アミラーゼ測定」
2021年12月4日(土)、福岡市中央区にある鳥飼八幡宮にて、11名の学生がいけばな体験に参加しました。その体験前後の唾液アミラーゼを採取し、ストレスを測定する実験です。さて、どんな結果になっているか楽しみですね~
なお、5つのアクティブラーニングの報告会は令和4年1月26日(水)本学にて実施の予定です。
- 若い女性の「いけばな」に対する意識調査
- 「いけばな体験」前後のストレス測定
- 女性の余暇時間の推移および趣味の多様性を探る調査
- QRコードプレート作成および設置
- WEBページ作成(WEBデザイン演習より)
ご協力いただきました「九州の女」理事山本須賀子様および鳥飼八幡宮の皆様、衷心より感謝申し上げます。