保護者懇談会

精華女子短期大学では、9月の上旬に保護者懇談会を各地で開催しました。
私は、本学で行われた福岡会場の懇談会に出席し、学長挨拶を行いました。その際、保護者が求めている情報を中心に話す様に心掛けました。
誰しも、興味を持っている話でなければ聞き入ることはありません。そうなれば、重要な情報を聞き手に理解させることができません。
私の講義や講演では、それが可能な場合は質疑応答を重視した双方向形式を取っています。
まず、基本的な情報を伝えます。それに対する質問があれば、聞き手が欲しがっている情報を的確に伝えることができます。
今回のように時間が限られている場合は、一方通行で話をしなければなりません。その場合は、参加者の希望を推察して話の内容を決めるようにしています。
保護者懇談会では、簡単に内容を決めることができました。在学生の親が知りたがっていることを話せば良いからです。
今回は、4月に学長に就任して初めて保護者向けに話をする機会です。そこで、保護者があまり聞いたことのない新鮮な話をすることにしました。
私が学長に就任して感じた本学の教育の特長を3つに絞り、その有効性と重要性について話をしました。
5分で終えるつもりでしたが、気合が入りすぎたのか少し長くなり、7分かかってしまいました。
しかし、論点を3つに絞ったことが功を奏したようです。参加者のアンケートには、解りやすかったという好意的な意見が書き込まれていました。
講義や講演に限りません。人に話をする場合、解りやすくすることが重要です。
講演者や説明者は、できる限り多くの情報を伝えようとします。しかし、聴衆の理解度を超える詰込みは厳禁です。聴衆の反応を見ながら話の内容を修正する柔軟さが求められます。
聴衆が聞き入っている話は続けても良いのですが、そうではない場合は速やかに他の話題に切り替えた方が無難です。
学長が話す場合、関係している教職員も聴衆と一緒に話を聞いています。私の話し方を観察し、自分の好みに合わせて取り入れて欲しいと思っています。
話の要点を絞ること、相手によって話しぶりを変えることができれば、どのような相手に対しても感銘を与えることができます。
常に、解りやすい話をしようとすれば、話術は確実に向上していきます。相手の立場に立って教えることができるようになれば、学生たちの個性を引き出し、それを伸ばす教育を行うことが可能になります。