1月25日(水)食物栄養専攻2年の学生によるセミナー発表会が行われました。本学では、2年生になるとそれぞれの指導教官に師事をします。それぞれのグループは、テーマを見つけ、そのテーマ、目的に対しどのように解決、工夫をおこなっていったのかを発表するものです。
学生の司会によって、セミナー発表は進められていきます。
現代の若者の傾向でしょうか、スマートフォンで目を酷使している状況から「ブルーベリー」に着目し、ブルーベリーは「目」以外にもどのような効果があるのか、その成分の分析をします。例えば、ブルーベリーが、食物繊維やビタミンが豊富なことから、老化防止、美肌効果、生活習慣病の効果などを挙げ、更にブルーベリーと他の食材を併せ様々な調理を工夫し、その成果を発表しています。
野菜不足、健康志向、おやつが身体と心にもたらす影響など現代が抱える「食に対する危機感」から、その解決策として実際の生活に応用した試作と試食を重ねていました。
特に注目したのは、「バランスを考えたお弁当の開発」では、既に市販されている本学学生の手による33%カットのお弁当は、何度も試行錯誤を経て、スーパーで販売される経緯を知ることができました。
後半では1年生が参加し、先輩達の様々な発表に対して、真剣に聞く様は、「これぞ本学の食物栄養専攻の伝統である」との意を強くしました。また、1年生によって、バージョンアップした試作品が開発され、社会に貢献する食物栄養専攻の学生が巣立っていくことでしょう。